膝・スポーツ障害の治療

健康寿命・現役寿命

健康寿命とは医療・介護に依存しないで、自立した生活ができる生存期間の事です。今の日本では平均寿命と健康寿命の間には10歳くらいの差があると言われています。要介護・要支援となる原因のうち関節疾患や骨折などの整形外科的な問題は1/4を占めると言われており、大きな問題となっています。同じように、怪我や故障のために本来は続けられるはずのスポーツや仕事の現役から引退しなければなくなる事もあります。当クリニックは膝・肩・肘・手・スポーツ障害の専門的医療を提供することで、地域の健康寿命・現役寿命を伸ばすことに貢献したいと考えています。

ひざ痛の治療

中高齢の方に生じる膝の痛みの原因は、多くが変形性膝関節症と、半月板損傷によるものです。日本の変形性膝関節症の患者さんの症例数は2530万人と言われています。この中で、病院を受診するレベルの症状があるのは半分ぐらいですが、それでも相当な人数で、今や国民病とも呼べるような状態です。変形性膝関節症の治療は保存治療(手術によらない治療)が原則であり特に運動と減量が重要と言われています。手術治療の選択肢も増えており、関節鏡視下手術、様々な骨切り手術、人工膝関節単顆置換術、人工膝関節全置換術などを状態に応じて使い分けます。変形性膝関節症は早期から末期まで非常に幅広い状態を含む病気なので、変形性膝関節症という診断だけでは不十分であり、その方の職業や生活様式、変形の程度、下肢のアライメント、半月板の状態など様々な状態に合わせて治療法を選択することが大切になります。半月板損傷についても、半月板の損傷形態はさまざまで、スポーツ外傷に多い縦断裂、中高年に多いフラップ断裂、水平断裂、横断裂などに分類されます。断裂の仕方によって症状も治療も異なります。以前は内視鏡で断裂した半月板を切除する治療が主流でしたが、最近はなるべく半月板を温存して修復する治療に主流が移っています。当院では15年以上膝を専門として治療してきた医師が、個人個人の状態に合わせた治療を提案します。

スポーツ障害・外傷

子供からお年寄りまで様々な方がスポーツを楽しんでいます。スポーツは競技レベルによらず素晴らしいものと考えますが、時にケガや障害を引き起こして選手を苦しめることもあります。スポーツ障害や外傷には、痛みを出している場所そのものの他に、原因となる機能障害や環境、習慣などが別に存在することが多くあります。当院では画像診断を含めた局所の正しい診断・治療と、背景となる原因へのアプローチ両方をしっかりと行いたいと考えています。また、スポーツ障害の治療の原則はリハビリテーションを中心とした保存治療ですが、必要な場合には関節鏡など手術も含めた幅広い治療の選択肢を提供します。例えば、膝の代表的なスポーツ外傷である前十字靱帯(ACL)損傷では、手術による靱帯再建が必要となることが多いですが、靱帯を治して終わりではなく元のスポーツに戻ること、戻った後にまたケガをしないようにする所までを目標とします。こういった治療は医師だけでは完結しませんので、理学療法士、看護師、栄養士など多職種が協力して治療に当たれるクリニックを作りたいと思います。

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