【 スポーツ障害の治療 】

子供からお年寄りまで様々な方がスポーツを楽しんでいます。スポーツは競技レベルによらず素晴らしいものと考えますが、時にケガや障害を引き起こして選手を苦しめることもあります。スポーツ障害や外傷には、痛みを出している場所そのものの他に、原因となる機能障害や環境、習慣などが別に存在することが多くあります。当院では画像診断を含めた局所の正しい診断・治療と、背景となる原因へのアプローチ両方をしっかりと行いたいと考えています。また、スポーツ障害の治療の原則はリハビリテーションを中心とした保存治療ですが、必要な場合には関節鏡など手術も含めた幅広い治療の選択肢を提供します。例えば、膝の代表的なスポーツ外傷である前十字靱帯(ACL)損傷では、手術による靱帯再建が必要となることが多いですが、靱帯を治して終わりではなく元のスポーツに戻ること、戻った後にまたケガをしないようにする所までを目標とします。こういった治療は医師だけでは完結しませんので、理学療法士、看護師、栄養士など多職種が協力して治療に当たれるクリニックを作りたいと思います。